01
始まり
「映画作って見らんね?」
「いいですね」
ニューヨーク在住のプロデューサーと、新鳥町商店街繁栄会の会長がひょんなきっかけで出会ったことで生まれました。
繁栄会会長の名前は前田会長。お祖父さんの時代から繁栄会会長という根っからの繁栄会想いの会長さん。日々、シャッターストリートとなっていく商店街をどうにか出来ないかと熊本市とも協力して地蔵祭りを行ったり、画策してきました。そんな時、とある集まりで宮本プロデューサーが、ニューヨークで制作してきたウェブドラマについて話をしている所、前田会長に降臨してしまった!
「そうだ!町おこしで映画作ってみるのは
どうだろう。しかも本物の映画。」
宮本プロデューサーに持ち掛けてみた所、
伝えた町おこし予算ではどうやらなかなか足りないらしい。
しかし、なんとか柔軟に動いてくれる監督を見付けてきてくれる、と言う事で待っていたら、同じくニューヨークで宮本プロデューサーとドラマ制作をしていた松田拓真監督を連れてきてくれた!
これが9月のこと。
縁もゆかりもない熊本へと降り立った松田監督と、宮本プロデューサーは、1週間かけて繁栄会の皆さんや応援隊の皆さまと会い、
街を見回り、映画のストーリーを固めて行く。
「うん、映画に素敵な街だ」と松田監督。
「予算足りませんが、皆さんの想い受け止めて撮りましょう」と宮本プロデューサー。
「最後まで諦めません!仲間を増やして行きましょう」と前田会長。
「私たちも出来る事をサポートして行きます!」と応援隊の皆さま。
「新鳥町で、映画・・・ですか?」と繁栄会のメンバー。
こうして、手作り映画制作『新鳥町どっこいしょプロジェクト』は
始まりました。
02
どっこいしょプロジェクト
どっこいしょ、と
声を上げて商店街が立ち上がる
商店街って、
英語ではShopping Street = お買い物通り。
そんなショッピングストリートだった時代は終わりを告げ、シャッターストリートになっている所ばかり。
ここ、熊本市中心部にほど近い新鳥町商店街も例に漏れておらず、ましてや先の熊本地震で「空き地ストリート」にもなりつつある商店街。
そんな新鳥町商店街が、次世代へと残すため
「どっこいしょ」と声を上げて立ち上がる!
ニューヨーカーとの映画制作を通じて繁栄会の人が集い、そして繁栄会の人達同士が繋がり、商店街自体を元気にさせるプロジェクトです。
制作する映画は、
新鳥町商店街を舞台にした短編映画「少年の夢(仮)」と、新鳥町商店街の方達を主役にしたドキュメンタリー映画「新鳥町の空(仮)」の2本の映画を同時期に撮影します。
発案から、構成・脚本作成・撮影・編集そして映画公開(限定公開)まで6ヶ月しかないと言う映画界では無謀とも言える時間で作っています。
ドキュメンタリー映画撮影では、繁栄会の方達を主役に撮影・インタビュー、短編映画の撮影は、12月末に終わりまして編集作業中。
2019年春に限定試写会で公開したのち、世界の映画祭へ出展し、
世界に新鳥町商店街を発信していきます。